「はしか(麻疹)」感染者が全国で急増中! 「ワクチン接種を検討してほしい」厚労省
はしかの感染状況への受け止めは?
編集部: はしかの感染状況への受け止めを教えてください。 中路先生: 現在、アジア・アフリカを中心にはしかが広がっており、それらが日本にも持ち込まれている状況です。その背景には、新型コロナウイルス流行時に、はしかのワクチン接種率の低下が指摘されています。日本でもワクチン接種していない人を中心に、感染が広がっていると考えられます。はしかは非常に強い感染力を持っていますが、ワクチンを2回接種すれば高確率で発症を予防できることが知られています。母子手帳などで接種歴を確認し、1回しか受けていない人は2回目の予防接種をおこなうことが対策として重要です。
編集部まとめ
全国で相次いではしかの感染者が確認されており、自治体や厚生労働省が注意を呼びかけていることがわかりました。厚生労働省は、はしかのワクチン接種を2回完了しているかどうかを確認した上で、必要な場合はワクチンの接種を検討してほしいと呼びかけています。
【この記事の監修医師】
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。