ついに山本由伸もIL入り 日本人選手が次から次へと離脱…今季出場を続けているのは大谷、菊池、今永、松井のみ
◆米大リーグ ドジャース―ロイヤルズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・山本由伸投手(25)が16日(日本時間17日)、15日間の負傷者リスト(IL)に入ることが決まった。試合前にロバーツ監督が明かした。精密検査の結果はまだ判明していないと言うが、指揮官は「まだ今季の最も重要な時期ではない。彼の状態が最も重要だ。IL入りすることでリセットすることが出来る」と説明した。 山本は前日15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で先発したが、右上腕三頭筋の張りを訴えて2回28球、1安打無失点ながら降板。試合後には「今週(右腕の張りを)多少感じていて、状態がすごくよくなったので、登板することになったんですけど、少し気になりながらの登板だったので、投げている中で少しずつ張りが強くなっているのが分かったので、早めにコーチ陣に言って交代させてもらいました」と説明していた。 日本人選手にとって苦しいシーズンになっている。今季はメッツの千賀と藤浪がともに右肩痛のため、いまだメジャー登板はなし。パドレス・ダルビッシュは日米通算200勝を達成したが、左脚付け根の張りで今季2度目のIL入りしている。タイガース・前田も5月にウイルス性疾患でIL入り。打者ではカブス・鈴木が右脇腹痛、レッドソックス・吉田が左親指付け根を痛めてともにIL入りした期間があった。昨季侍ジャパンで活躍したヌートバーもIL入りしている。 ここまでメジャーで“完走”している日本人選手は、ドジャース・大谷、ブルージェイズ・菊池、カブス・今永、パドレス・松井の4人。大谷は昨年9月に右肘手術を受けて今季は打者に専念しており、松井はキャンプ中に腰を痛めて離脱したこともあった。 3月下旬から9月まで162試合を戦うメジャーリーグ。2月から始まるオープン戦、11月まで続くこともあるプレーオフも含めると想像を絶する長丁場だ。離脱している選手の1日も早い復帰を祈るのみだ。
報知新聞社