大阪・泉大津市長選 N党立花氏敗れる 「ユーチューバー商店街」などの訴え及ばず
任期満了に伴う大阪府泉大津市長選が15日投開票され、無所属で現職の南出賢一氏(44)が、諸派新人で政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)を破って3選を決めた。 【写真】N党立花氏を破り3選を決めた南出賢一氏 当日有権者数は6万239人、投票率は44・07%(前回37・80%)だった。 南出氏は選挙戦で2期8年の実績をアピールし、80回超の街頭演説を実施。「皆さんの安心安全を守っていきたい。一人一人の暮らしと向き合い、次の4年も泉大津で暮らすことの安心感を高めていきたい」と強調。新設した市立図書館や急性期メディカルセンターの整備といった実績や、南海泉大津駅への特急停車の実現などを訴えた。 一方、11月の兵庫県知事選に出馬し「他候補への投票」を呼びかけたことで注目を集めていた立花氏は、自身の知名度や人脈を活用し、市内の商店街にユーチューバーに出店してもらう構想などを打ち出した。「私が稼いできたお金をみなさんに還元する」と財政の安定化を図ると訴えたが、及ばなかった。