パラ卓球の竹守彪選手が出身地の千葉・松戸市長を表敬 「優勝できるよう頑張る」
8月28日に開幕するパリパラリンピックで、パラ卓球競技(知的障害の部)に出場する千葉県松戸市出身の竹守彪(たけし)選手(30)らが2日、同市役所に本郷谷健次市長を表敬訪問し、「優勝できるよう頑張る」と奮闘を誓った。 2016リオデジャネイロ大会、2020東京大会に続いて3大会連続の出場となる。前回大会からスランプに陥る時期もあったが、昨年の杭州アジアパラ競技大会では準優勝。今年5月にタイで開かれた予選大会で頂点に立ち、花の都への切符をつかんだ。 竹守選手は市立栗ケ沢中1年のとき、卓球と出合い、障害者卓球のトップクラスに上り詰めた。東京大会では男子シングルスで5位に輝き、パラリンピックでのメダルは手の届くところにある。 所属する同市の卓球クラブ「TOMAX(トマックス)」で、竹守選手のコーチを務める石川貴陽さんは「最初はパラリンピックに出ることが目標だったが、今は国際大会で世界ランキング上位の選手にも勝てるようになった」と成長に目を見張った。 竹守選手は今月下旬にタイでの国際大会に出場した後、8月下旬にパリ入りする予定。竹守選手は「バックハンドの強化に取り組み、試合での視野も広がってきた。体力、筋力、メンタルをしっかり調整すれば、勝つことができる」と、メダル獲得に自信をみなぎらせた。 本郷谷市長は「市民も期待している。ぜひメダルをつかんでもらい、みんなでお祝いしたい」と激励した。(松崎翼)