パンケーキとホットケーキ、どう違う? パンケーキブームでも商品名を変えなかったメーカーの答え
パンケーキブームでも名前は変えず
2010年代には薄焼きのハワイアンパンケーキ、2020年代にはスフレタイプのパンケーキがブームになるなど、おしゃれな"パンケーキ"が時代ごとに流行してきました。 この流行に乗って、ホットケーキからパンケーキへ、商品名を変えようと思うことはなかったのでしょうか。 昭和産業の担当者は「2013年に弊社もデザートパンケーキミックスという商品を発売しました(現在は終売)が、主力商品のホットケーキミックスの名前をパンケーキに変えようという議論はありませんでした」と話します。 パンケーキブームについて「ハワイアンパンケーキも、スフレパンケーキも、ホットケーキに取って代わる訳ではなく、別ジャンルの食べ物として浸透している」と分析します。 「最近では昭和レトロブームとして、昔ながらの喫茶店風のホットケーキがトレンドになっています。お客様の間でも、ホットケーキとパンケーキは異なるものだという認識が普遍的になっていると感じています」
ホットケーキを上手に焼くコツ
家庭で楽しめるホットケーキですが、記者の子ども時代を振りかえると、家で喫茶店のように上手に焼くのはなかなか難しかった思い出があります。 昭和産業では、ホットケーキを作る際のコツを動画にして公開しています。 「ホットケーキを焼く時に失敗しがちな主なポイントとしては、ふくらまない、焦げる、表面がまだら模様になるという3つがございます」 重要なのは、材料をきちんと量り、入れる順番を守ること、生地を混ぜすぎないこと。 そして、焼く前には、熱したフライパンをぬれぶきんで少し冷まし、フッ素樹脂加工のフライパンの場合は油を引かないことだと言います。 担当者は「ホットケーキミックスは簡単に作れるイメージがあるので、パッケージに掲載している作り方をあまり読まずに作る方も多くいらっしゃいます。上手に焼くためには、ぜひ詳しい作り方を見て作っていただければ」と話しています。