にゃんこスター・アンゴラ村長、体重明かして挑んだ写真集 女性からの「普通だな」がうれしい
■学生時代の自分が今の自分を見たら「地道に頑張ってきたね」
――アンゴラ村長さんは学生時代からずっとお笑いをやられてきましたが、学生時代のご自身が、今のご自身を見たらどんな言葉を掛けると思いますか? アンゴラ村長:「地道に頑張ってきたね」みたいなことかもしれないですね。自分のやりたいことをやってたら、そのおかげで露出が増えたり、声を頂くっていうことが多かったので、地道にやってきたことの先に今があったという感じです。 ――学生時代の自分が褒めてくれると思う現状ですか? アンゴラ村長:そうですね。どうやってそのルートに行ったんだって聞かれたら答えられないですけど。 ――アンゴラ村長さんの20代は、キングオブコントでの活躍や、相方であるスーパー三助さんとの恋愛など、紆余曲折あったと思います。30代になった今、20代を振り返るといかがですか? アンゴラ村長:ちゃんと地に足付けて歩いてこられたって感じがします。テレビに出させていただいたのも本当にありがたいですし、テレビの露出が減っても、そこから自分に自信をつけるために努力もしてきた自負があるので。
■20代の転機、そして30代に見据える目標
――20代で特に具体的に印象に残っていることや、これが転機になったと思う出来事は? アンゴラ村長:テレビの露出がちょっと落ち着いてきたときに、これからどうしたらいいんだろうってすごく考えたんですが、その時にちょうど乃木坂46の堀未央奈さんがインタビューに答えている言葉に出合って。堀さんは、乃木坂46に入ったときにいきなりセンターに抜てきされたんですが、そこからアンダーメンバーも経験されていて。アンダーメンバーになったとき、このことをチャンスだと思ったとお話されていました。それで私も、自分の実力をつける時間にしよう、努力の時間にしようって思えました。それが一番ありがたい言葉だったかな。 ――努力というのは、ネタ作りなどという方向でしょうか? アンゴラ村長:はい、毎月3本新ネタを下ろすようにしました。自分が結構自信がないタイプだなってことをだんだん分かってきたのですが、自分のメモ帳の中に、毎月3本新しいネタのタイトルが増えていくことが安心につながって。自分がどうすれば安心するかとか、自分との付き合い方も分かってきたって感じです。 ――いきなりキングオブコントで結果を残されていて、そこから努力を維持するのは難しかったのでは? アンゴラ村長:そうですね、昔はSNSや世間との付き合い方も分かってなくて、「最近テレビ出てないじゃん」とか言われたら、出るように頑張らなきゃ……って言葉につられちゃっていたんですけど、そうではなくて、落ち着いて「自分のやりたいことってなんだ?」って考えると、そこに向かって努力できました。 ――20代、30代の皆さんに響く言葉ですね。30歳になられて、なにか心境の変化はありましたか? アンゴラ村長:20代はずっと先の見えない不安があったんですが、ちゃんと積み重ねてきたものがあったので、傲慢じゃない自負というか、勘違いじゃない自信ができて30歳になれたので、安心した感じもありますね。「ちゃんと30歳になれた」って感じがします。 ――30歳になったから変えようと思ったこと、変化させたことはありましたか? アンゴラ村長:20代にやってきたことが間違ってなかったかなって気はしてるので、今までのやり方を踏襲しつつもまた新しい目標を増やしてみようかなっていうのはあります。 ――上手くいっている部分は続けつつ、そこにプラスしていく? アンゴラ村長:はい。あまり大きな目標を立て過ぎず。 ――お笑いでもビジュアル面での活動でも活躍中ですが、今後はどちらの軸で頑張っていきますか? アンゴラ村長:お笑いですね。今までいろいろな仕事をさせていただいた中で、人生で一番楽しいのが、自分が面白いと思うネタをしてウケる瞬間だなあと思うので。お笑いを軸でやっていって、その中で何か声をかけていただけることがあったらその都度考えていこうかな。 ――今年は写真集や単独ライブなど、すでにたくさん挑戦されていますが、ここから30代で挑戦したいことはありますか? アンゴラ村長:単独ライブを東京じゃないところでもやってみたいですね。ここから規模を広げていきたいです! (取材・文:小島萌寧 写真:高野広美 スタイリスト:石川美久 ヘアメイク:鈴木かれん) アンゴラ村長1st写真集『151センチ、48キロ』は、講談社より各電子書店にて発売中。価格は2200円(税込)。