バイデン大統領の次男ハンター氏に有罪評決 薬物依存を隠して銃購入
薬物依存であることを隠して銃を購入したとして、バイデン米大統領の次男ハンター・バイデン氏（54）に11日、デラウェア州の連邦裁判所で有罪評決が言い渡された。陪審員が三つの罪すべてで有罪と判断した。量刑は後日、言い渡される。 【写真】魔女狩りの場ではなかった 「トランプ法廷」通ったNY支局長の視点 ロイター通信によると、現職大統領の子が起訴され、有罪となるのは初めて。ハンター氏は2018年10月、銃を購入する際に、薬物の使用や依存を申告せず、虚偽を伝えたなどとして、銃の購入・所持をめぐる三つの罪で起訴されていた。米国では銃の購入時に記入する書類に、薬物の使用や依存の有無を問う項目があるが、ハンター氏はここで「ノー」の欄にチェックを付けていた。 ハンター氏は、過去にコカイン中毒に苦しんでいたことを自著で明かしている。ただ公判でハンター氏側は、銃を購入した当時は薬物依存だという認識はなかったなどとして、無罪を主張していた。
朝日新聞社
