【レビュー】ホセ・ラミレス、終始優勢でランセス・バルテルミーに判定勝利 | ボクシング
4月28日、スーパーライト級元王者ホセ・ラミレスがランセス・バルテルミーと対戦した。ラミレスが終始優勢に試合を進め判定勝ちを収めた。
日本時間4月28日、スーパーライト級の元王者ホセ・ラミレスが元2階級王者ランセス・バルテルミーと対戦した。 米国・カリフォルニア州フレズノのセーブマートセンターで行われたこの試合では、両者が12ラウンドを戦い抜いたのち、判定決着にもつれ込んだ。ジャッジは119-109、119-109、118-110と全員がラミレスを支持するスコアを付け、ユナニマスデシジョンでラミレスが勝利した。 ポイント差は開いたものの、バルテルミーも熾烈な試合で粘りを見せ、スコア差を詰めた。ラミレスは勝利のために第3ラウンドでの難局を克服する必要があった。序盤、ラミレスが試合の主導権を握る中、バルテルミーは第3ラウンドに左フックを放つとさらにパンチを浴びせ、ラミレスは一時膝立ちになった。しかし、ダウンとは認定されず、突き飛ばしたことによるスリップと判定された。 立ち上がったラミレスは見事に回復すると前後に動きながら試合をコントロールし、元スーパーライト級統一王者の矜持を見せた。第11ラウンドにはストップ寸前までバルテルミーを追い詰めた。今回の勝利でラミレスは29勝1敗(18KO)とし、輝かしい戦績に新たな1勝を加えた。 「絶好調で試合を迎えて、非常に興奮していた。スキルをよく見せることができたと思う」ホセ・ラミレスはDAZNのインタビューで述べた。 「多くのラウンドを支配できた。彼がダウンを取れそうだったのはわずか1ラウンドだけだ。多くの場面で彼はパンチを放たず、過度にエキサイトしていた。自分があのラウンドに一瞬集中を怠ったことで、彼を試合に留めてしまったのは失敗だった。何はともあれ勝利できたことに感謝したいね」
ラミレス vs バルテルミー 全カード試合結果:
※(左が勝者、右が敗者) ホセ・ラミレス (判定) ランセス・バルテルミー ヴァージル・オルティスJr. (TKO) トーマス・デュローム オスカル・ドゥアルテ (TKO) ジョセフ・ディアスJr. ガブリエラ・アラニス (判定) マーレン・エスパーザ ラウル・クリエル (TKO) ホルヘ・マロンJr ブライアン・ルア (TKO) ロナルド・ソリス フィゴ・ゴンサレス (TKO) アレハンドロ・ゴンサレス
Mark Lelinwalla