張り手でボールをピッチに入れる安房乃国さん

9月29日に鴨川市陸上競技場であったオルカ鴨川FCの試合に、同市東町出身の大相撲力士、安房乃国さんが応援に駆け付けた。試合前のファンとの交流イベントや、キックインセレモニーで会場を盛り上げた。

安房乃国さんと記念撮影する児童＝いずれも鴨川

交流イベントでは、市中心部のたこ焼き屋「たこちゅう」に通っていた中学生の頃の思い出を語ったり、子どもたちの質問に答えたりした。身長180センチ、体重180キロの体の迫力に、子どもたちは大興奮。腹を触っては「大太鼓だ」などと興奮気味に話し、記念写真を撮って喜んでいた。 中地桜樹さん（鴨川小2年）は「本物のお相撲さんは、大きくてかっこよかった。一緒に写真を撮れてうれしい」とはにかんでいた。 試合前のキックインセレモニーでは、キックならぬ“張り手”でボールをピッチに入れる力士ならではの一幕で会場を盛り上げた。 「地元のサッカークラブであるオルカ鴨川の皆さんの活躍に、勇気をもらっている。私も一流の選手の皆さんを見習い、どんどん上にいきたい」と語った。