保護司殺害事件 責任能力あると判断 35歳の男を起訴
今年5月、大津市の住宅で、保護司の男性が殺害された事件で、大津地検は、18日、鑑定留置を行っていた35歳の男を刑事責任能力があると判断し、殺人などの罪で起訴しました。 殺人などの罪で起訴されたのは、大津市の無職・飯塚紘平被告(35)です。 この事件は、今年5月26日、大津市仰木の里東の住宅で、この家に住む保護司の新庄博志さん(当時60)が死亡しているのが見つかったもので、起訴状によりますと、飯塚被告は、新庄さんが遺体で発見される2日前の5月24日、ナイフや斧で新庄さんの首や胸などを複数回突き刺すなどし、殺害したとされています。 飯塚被告は、2019年にコンビニ強盗で保護観察付きの有罪判決を受け、殺害された新庄さんが保護司として更生支援を担当していました。 6月の逮捕後、大津地検は、飯塚被告の刑事責任能力の有無や精神状態を調べるため今月11日まで、約4カ月半、鑑定留置を続け、18日、刑事責任能力があるとして起訴しました。
びわ湖放送