入社して2週間……精神的に苦痛で、もう辞めたいです。すぐに転職してはダメですか?
女性のキャリアについての気になる悩みや疑問に、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』の編集長である小林佳代子が回答。今回は「早期離職」について。 (質問) 入社して2週間……精神的に苦痛で、もう辞めたいです。すぐに転職しちゃダメですか? (回答) 在職期間が極端に短い転職は、どうしても不利になります。可能な限り現職を続けられないか模索してみましょう。もし転職する場合は、退職理由を正しく伝え、少しでも印象アップに努めることが大切です。また、次の職場では早期離職となることがないよう、求人内容を吟味し、面接でもしっかり確認しましょう。 詳しくは以下で解説します。
◆早期離職はネックになることも。まずは現職を続ける方法を模索して
早期離職は、企業にとってもあなたにとっても痛手となります。まずは現職を続けられないかどうかを模索してみましょう。とはいえ、ただ耐えるのはつらいと思うので、状況に応じて以下の対処法を実践してみてください。 ■条件に相違があった場合 労働条件通知書の内容と入社後の条件が異なる場合は、上司や人事に事実確認と説明を求めましょう。明らかに悪質な場合は違法となる場合があるので、異動や条件改善などを検討してもらう必要があります。 ■スキル的に不安を感じている場合 思っていたより難易度が高い仕事だった、今までの経験が生かせなかったなど、転職先企業での仕事についていけないことに不安を感じている場合も、まず上司に相談してみましょう。中小企業の場合、中途採用時の研修が不足しており、社員の能力をうまく生かせていないケースがあります。上司に相談することで、仕事に慣れるまで先輩についてもらえたり、コミュニケーションの方法を配慮してもらえたりすることもあります。 ■なんとなく居心地が悪い、思ってたのと違うと感じた場合 新しい環境は誰もがストレスを感じるものです。まずは業務を覚え、成果を出すことに集中しましょう。職場の雰囲気や仕事の進め方は会社ごと、場合によっては部署ごとでも千差万別。自分から歩み寄ることも大事です。最初は違和感があっても、仕事を通して周囲と関係性を築いていくことでクリアになっていく場合も。様子を見つつ、採用で関わっていた人事などへ相談したり、社内にキャリア相談窓口などがあれば、利用してみるのもおすすめです。