きょうから愛鳥週間 民家にシジュウカラのつがい、子育て奮闘【宇部】
10~16日は愛鳥週間。野鳥の子育てが始まり、夏鳥が渡ってくる時期を迎える。宇部市西小串2丁目の民家の庭では、シジュウカラのつがいが懸命に子育てしている。 住民によると、つがいは先月中旬から、ゲッケイジュの幹にくくり付けた巣箱(幅・奥行き12㌢、高さ23・5㌢)を訪れるようになり、柔らかいコケのようなものを運び込むようになった。 先月末から雌は巣箱にこもる時間が長くなり、雄は餌を捕っては巣に運ぶ行動を繰り返している。 市常盤動物園協会の動植物管理監、白須道徳さんによると、卵を温めている雌に、雄が餌を運んでいるところ。温め始めからふ化まで2週間で、ひながかえったら雌も雄も頻繁に餌を巣に運ぶようになるという。 「シジュウカラに限らず野鳥の巣を見つけても、近づいたり見詰めたりしないように。親鳥やひなを刺激するだけでなく、人の行動を見たカラスが巣に気付き、襲う恐れがある」と注意した。