<高校野球>センバツ第1日の見どころ 履正社と星稜の強豪校が激突
(左側が一塁側、都道府県名の下は昨秋の成績とチーム打率) ○…1回戦…○ ▽第1試合(10時半) 【写真特集・イチローの軌跡】愛工大名電、オリックス時代の写真も 呉 ―市和歌山 (広 島) (和歌山) 中国4強 近畿8強 .317 .343 市和歌山は制球の良い左腕・岩本、本格派右腕・柏山とタイプの異なる投手を擁し、投手力で優位に立つ。呉は出場校中唯一、昨秋の公式戦で本塁打がなく、機動力と小技が持ち味。技巧派右腕・沼田仁が踏ん張り、接戦に持ち込みたい。 ▽第2試合(13時) 高 松 商―春日部共栄 (香 川) (埼 玉) 四国優勝 関東準優勝 .325 .313 高松商の左腕・香川、春日部共栄の右腕・村田の投げ合いか。香川は多彩な変化球があり、村田はスプリットで三振を奪える。競った展開になれば、打線がしぶとい高松商にやや分がある。春日部共栄は4番・村田の前に走者を置きたい。 ▽第3試合(15時半) 履 正 社―星 稜 (大 阪) (石 川) 近畿4強 北信越優勝 .309 .286 星稜は最速150キロ右腕・奥川を擁し、課題だった打線も4番・内山を軸に上向き。総合力で履正社を上回る。履正社は8日の練習試合で左手を負傷したエース左腕・清水に不安が残るだけに、4番・井上ら強力打線が早めに援護したい。