相武紗季がドラマにもたらす“安心感” 『おむすび』でもバイプレイヤーぶりを発揮?
平成ドラマを席巻した相武紗季、令和では“名バイプレイヤー”に?
それ以降は『同期のサクラ』(日本テレビ系)での北野サクラ(高畑充希)の先輩で人事部に勤務している火野すみれ、『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)での雑誌編集者・後藤かおり、『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)での皆実広見(福山雅治)の母・勢津子と、母親のように優しく見守る女性を演じることが増えていった印象がある。 もともと、相武はにこやかな笑顔と素朴な演技で、2000年代のドラマシーンを席巻していたが、現在の相武は20代のときに感じたピュアな魅力はそのままに、彼女がそこにいるだけで作品全体がぬくもりに包みこまれるような安心感があるのだ。育児との兼ね合いはあるにせよ、ここ数年の出演作を見ていると、バイプレーヤーとして評価されているように感じる。もちろん、また主役を演じてほしいという願望はあるが、“名バイプレイヤー”として活躍する未来も見てみたい。今回の『おむすび』はその第一歩となりそうだ。 『おむすび』出演にあたって、相武は「教師役ではありますが、生徒役の出演者の方々の熱意にいい刺激をいただきながら、とても楽しく撮影に参加しております」とコメントしていた(※)。教師として、相武には結たちをしっかりとした大人へと導く重要な立ち回りが求められる。結の栄養士の手本となる役だけに、相武がどう結をエスコートするのか。朝から相武の明るい笑顔を見られるのが、今から楽しみだ。 参照 https://realsound.jp/movie/2024/09/post-1778208.html
川崎龍也