海自護衛艦いなづま座礁「艦長らが“海図を確認しなかったこと”が原因」運輸安全委員会が調査報告書まとめる
2023年1月、周防大島沖で海上自衛隊の護衛艦が浅瀬に乗りあげ、航行不能となった事故についてです。国の運輸安全委員会は、当時の艦長らが海図で岩場を確認しなかったことが原因とする報告書をまとめました。 【写真を見る】海自護衛艦いなづま座礁「艦長らが“海図を確認しなかったこと”が原因」運輸安全委員会が調査報告書まとめる この事故は2023年1月10日、周防大島町沖家室島の南の海域で、護衛艦いなづまが浅瀬に乗り上げ、航行不能となったものです。 運輸安全委員会の報告書によると当時、いなづまは定期検査による修理後の性能試験が行われていました。 予定より早く進んでいたことから、当時の艦長は乗員の訓練時間を確保しようとコースを変更。海で確認せず岩場の存在に気づかないまま航行図を続けたことが、事故の原因と考えられると指摘しています。 業務上過失往来危険の罪で艦長は罰金50万円、砲術長と水雷長は罰金40万円の略式命令を受けています。
テレビ山口
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