世界的に成長・インフレ加速へ、トランプ氏勝利で=BofA調査
[ロンドン 13日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)の11月ファンドマネジャー調査によると、米大統領選でのトランプ氏勝利を受けてグローバル投資家は世界経済に対する予想を変更し、以前よりも高い成長率とインフレ率を見込んでいる。 その結果、投資家は米国株と米小型株への配分を増やした。米小型株は国内事業により注力しているため、力強くなる米国経済から特に恩恵を受ける可能性が高い。 BofAは179のファンドマネジャー(運用資産総額5030億ドル)を対象に調査。そのうち22%はトランプ氏勝利後に回答した。 選挙後の回答者のうち、今後1年間で世界経済が強くなると予想したのは差し引き23%で、2021年8月以降で最も高い楽観度となった。10月は弱くなると見込む回答者の方が多かった。 インフレ期待にも変化が見られ、選挙後の回答者の差し引き10%が今後1年間でインフレ率の加速を予想。これは21年7月以来最も高い水準だ。 10月は差し引き44%の回答者が今後1年間で世界のインフレ率が減速すると考えていた。11月の回答者全体ではこれが差し引き16%にまで低下した。 米国株をオーバーウエートとした回答者は差し引き29%で、13年8月以来の高水準となった。