〔NY外為〕円、154円台前半(6日朝)
【ニューヨーク時事】6日午前のニューヨーク外国為替市場では、米大統領選で共和党のトランプ前大統領が当選したことを受けて円安・ドル高が進み、円相場は1ドル=154円台前半に下落している。午前9時現在は154円20~30銭と、前日午後5時(151円56~66銭)比2円64銭の大幅な円安・ドル高。 5日夜から行われた米大統領選開票では、民主党候補ハリス副大統領との歴史的な大接戦と見込まれていたが、トランプ前大統領が序盤から複数の激戦州で勝利し、政権に返り咲いた。同時に行われた米上下両院選でも共和党が優勢となっている。トランプ政権下で、財政赤字が拡大しインフレ圧力が高まり、米金利高が加速しかねないとの警戒感が台頭。海外市場で活発化した円売り・ドル買いの流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場の円は朝方、154円40銭近辺で取引を開始した。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0710~0720ドル(前日午後5時は1.0924~0934ドル)、対円では同165円20~30銭(同165円62~72銭)と、42銭の円高・ユーロ安。