中国との相互ビザ免除でシンガポールの観光産業が活性化
【CNS】シンガポール観光局によると、2023年にシンガポールを訪れた観光客の総数は推定1360万人に達し、新型コロナウイルス流行前の71パーセントの水準まで回復した。年間観光収入も245億シンガポールドル(約2兆7148億円)から260億シンガポールドル(約2兆8810億円)と、流行前の90パーセントの水準に近づくと予想されている。 また、2月からは、シンガポールと中国が30日間の相互ビザ免除が実施され、シンガポールと中国の間の航空券や旅行パッケージの予約が急増している。 シンガポールの観光産業が2023年に回復した主な理由は、海外旅行需要の増加と国際線の継続的な再開だ。 2023年にシンガポールに入国した観光客の数は2022年の630万人から推定1360万人に増加したが、国別延べ人数でみると、インドネシアからの観光客が230万人と最も多く、次いで中国の140万人、さらにマレーシア、オーストラリア、インドがいずれも110万人と続く。 観光収入でみると、トップ3は中国、インドネシア、オーストラリアで、それぞれ23億2700万シンガポールドル(約2579億円)、21億8300万シンガポールドル(約2419億円)、14億1700万シンガポールドル(約1570億円)だった。 シンガポール観光局は、世界の航空便の継続的な再開と中国とシンガポール間の相互ビザ免除により、シンガポールの観光産業は2024年も引き続き回復すると予想している。(c)CNS-経済日報/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。