上田桃子「1回も年齢のことは気にしたことがない」38歳でも「上がってました」/会見一問一答
女子ゴルフで今季限りでの競技活動休止を表明している上田桃子(38=ZOZO)が7日、「プロ生活20年目だった。次へのステップにそろそろ行く時期が来たかなと思い、SNSで発表させていただいた」と語った。伊藤園レディース(8日開幕、千葉・グレートアイランド倶楽部)の前日会見で話した。 【写真】宮里藍さん、上田桃子にエール 一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ ◇ -SNSで「次のステップへ歩き出そう」という発表があった 「プロ生活今年20年目だったんですが、次へのステップにそろそろ行く時期が来たかなというふうに思い、発表させていただいたという感じです」 -いつごろから考え初めて、最終的な決断にいたったタイミングは 「30歳をすぎたぐらいから、毎年、合宿を始める前に、今年1年やれる心技体はあるのかっていうのを考えるようになった。引退というよりは、まず1年できるかということをいつも考えていた。頭のどこかしらには30ぐらいからずっとあったけれど、最終的に『よし、次に行こう』と思ったのは、今年の日本女子オープン終了後ぐらいです」 -具体的に、その時になったきっかけなどは 「いや、意外ときっかけとかはあまりなくて。やっぱりメジャーを優勝したいというふうにずっと思っていたので、しっかり準備をしてきたつもりでしたし。日本女子オープンが今年のメジャー3試合目だったんですが、それが終わったと同時に「勝てなかったな」っていう感じで。今シーズンのことっていうよりは、全体的に振り返ったときに、今までの自分の準備方法が間違ってなかったかとかいろいろ考えたときに、最終的に精いっぱいやれることは毎年毎年やってきたので。ゴルフをやってる間、1回も年齢のことは自分の中で気にしたことがなくて。38歳だからといって、別に距離もそんなに落ちてないですし、むしろ1年1年上がってましたし。やってる時はまったく気にしてなかったんですけど。ただ、やっぱ次の人生を考えた時には、年齢的なものも含めて今かなというふうに思った感じです」 -05年プロテスト合格のあと、20年のプロ人生振り返ると。 「学びしかなかったなと思います。こうやればできるという気持ちで、いつもやってたんで。プロになって、最初は自分が思っていた以上の結果が出て、こんなにうまくいくんだなっていうふうな立ち上がりだった。最初はそんなに苦労という苦労も知らずに、やったらうまくいくなっていう強い気持ちでやれてたんですけど、アメリカに行き、たくさんの失敗も経験して、なかなか思うように行かない日が多かったんですけど、それでもやっぱりうまくなりたいっていうのがいつもあった。逃げずに正面から向き合うことで、1つ1つ、なぜこれがこうなるのか、経験をもとに成長できたと思っているので、常に学びのゴルフ生活だったなと」