直近7試合で5得点と好調を維持。アンチェロッティは「エンバペの適応期間は終わった」と強調
レアル・マドリー(ラ・リーガ)のカルロ・アンチェロッティ監督は、日曜日に行われる2024年最後の試合を前に「キリアン・エンバペの適応期間は終わった」と自身の見解を述べている。『ESPN』が伝えた。 昨夏の移籍市場でフリーエージェントによってレアル・マドリーに加入したエンバペは、今季ここまで公式戦で13得点を記録。水曜日に行われたFIFAインターコンチネンタルカップでは、パチューカを相手に先制ゴールを沈め、8月のUEFAスーパーカップに続き、移籍してから2つ目のタイトル獲得に貢献した。 移籍当初はなかなか結果を残せず、批判の的になることもあったエンバペだが、直近7試合で5得点と好調を維持。確かな変化を見せている。21日の記者会見でアンチェロッティ監督は、「エンバペの適応期間は終わった」とし、自身の見解を述べている。 「彼は今、最高の状態にあるが、まだ伸びしろもある。最近の試合では良いプレーを見せている。多少抱えていた怪我も回復し、より意欲的で興奮している様子だ。誰もがそうだが、時間が必要だったんだ。そして、その期間は終わったよ」 また、アンチェロッティ監督は、エンバペとヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガム、ロドリゴを同時に起用する考えを持っていることを明かしている。 「時にはロドリゴが怪我をし、時には(ジュード・)ベリンガムが怪我をし、一緒にプレーする機会は少なかったが、わずかに見た限りでは、彼らはうまく連携している。時にはエンバペが左で、時にはヴィニシウスが中で、あるいはベリンガムが左でプレーした。4人のポジションを固定することはせず、むしろ多くの自由を与えているんだ」 「エンバペが改善すべきは一貫性だけだ。彼にしかできないプレーをできるだけ頻繁にすること。ビルドアップに深く関わることは求めていない。彼の最大の特徴はスペースを見つけ、ボックスに入ることだ。それをより頻繁にする必要があるね」