日本球界が”驚愕”…契約中に亡命した助っ人(5)まさかの来日せず
プロ野球では、2024年シーズンに向けて各球団が続々と戦力補強を敢行。近年はメジャーリーグでも活躍を見せた大物選手の来日も多く見られている。一方で、過去にはNPB球団と契約中に亡命し、MLB入りを目指した例も存在する。ここでは、前述の行動をとった助っ人外国人選手を紹介したい。
ルルデス・グリエル
・投打:右投右打 ・身長/体重:192cm/83kg ・生年月日:1993年10月19日 ・経歴:エイドリノサラバリア高 - キューバ・サンクティスピリトゥス - キューバ・インドゥストリアレス 母国キューバのリーグでの成長と将来性を買われ、兄のユリエスキ・グリエルの所属する横浜DeNAベイスターズと契約を結んだルルデス・グリエルJr.だったが、一度も来日しないまま契約解除となった。 グリエルJr.は、2010年から母国キューバのリーグで内野手としてプレー。2014年には課題だった打撃が大幅に向上し、確かな成長を見せた。 当時、ショートに不動のレギュラーが不在だったチーム状況もあり、2015年2月に横浜DeNAベイスターズとの契約が成立。残留や獲得の報道がされながらも、去就が長期化していた兄のユリエスキ・グリエルの残留も同時に発表された。 契約当時はまだ21歳と若く、将来性も含めて大きな期待をかけられていたが、右太もも痛を理由に来日しない兄と同様に、ルルデスは左手首痛を訴え来日が延期に。結局そのまま音信不通となり、一度も来日しないまま2015年12月に自由契約となった。 その後、2016年2月にキューバから亡命し、11月にはトロント・ブルージェイズと契約。2018年にメジャーデビューを果たし、2019年、2022年には20本以上の本塁打を放つなど主力選手として活躍した。 2022年オフにはアリゾナ・ダイヤモンドバックスへトレード移籍。移籍初年度から145試合出場で打率,261、24本塁打、82打点をマークし、オールスターゲームにも初選出されるなど充実のシーズンを送った。
ベースボールチャンネル編集部