高島屋大阪店の日本酒イベント ── 500種類無料試飲
高島屋大阪店では百貨店最大級の「日本酒祭」を初開催 THEPAGE大阪
最近、日本酒に注目が集まっている。各雑誌の日本酒特集をはじめ、日本酒に特化したイベントも多数開催されている。海外でもSAKEブームが起きるなど、これまでの低迷から転じ、日本酒を取り巻く環境に変化が見られている。そんな中、高島屋大阪店では百貨店最大級の「日本酒祭」を初開催、連日大勢のファンが押しかけているという。期間は25日まで。
広報自らバーカウンターに入って接客も
「高島屋大阪店」(大阪市中央区難波)の7階催会場で行われている「日本酒祭」は、全国47都道府県から約120蔵、約700種類の日本酒を集め、そのうち50蔵の730種類の無料試飲がOKとなっている。さらに、35メートル、100人規模のバーカウンターを設置、これは居酒屋「ニュー日本酒うさぎ」の協力で、稀少蔵の日本酒(一杯324円~)とともに肴も味わえるバーだ。日本酒カクテルなどもある(一杯648円)。 「昔は3000ほどの蔵がありましたが、今は1800ほど。国内の日本酒需要は長い間、低迷していました。でも、東日本大震災以降、微増に転じています。各蔵の味の個性が表れ、かつての頭が痛くなるような日本酒とは違います。もちろん一部のコアなファンは大勢おられますが、私たちは百貨店の特性を生かし、コアなファンだけでなく、もっとたくさんの方に日本酒を好きになって欲しいと思って、このイベントを催しました。お客さまからは、『ようやった。この企画を考えた人は素晴らしい』などとお褒めの言葉を随分と頂いてます。うれしいですね。このような大型の日本酒イベントは初開催です」 こう話すのは、高島屋広報・IR室、関西エリア長の永井清女さんだ。「広報自ら、バーカウンターに入って接客もしてます」と笑う。 また、期間中は杜氏、酒販店、フードコラムニスト、料理研究家など多彩な顔ぶれのライブイベントを30本開催。外国人の方に「日本酒の文化性や新しさ」を知ってもらうために、外国語同時通訳のイベントもある。