将被罚款10000日元!京都・祇園の小路、きょうからDo not enter!外国語表記交えて『舞妓パパラッチ』観光公害対策をスタート
「Fine up to ¥10000、将被罚款10000日元」英語と中国語で、罰金1万円を伝える新しい看板。29日午前から、京都・祇園の花見小路近くの私道「小袖小路」では、進入禁止を示す看板の設置作業が行われました。 【解説を見る】橋下徹氏「国内客とインバウンド客の二重価格はハッピー」別料金の意義主張 進入禁止の対象は、観光客やガイドツアーで、無断で立ち入った場合、罰金1万円だということです。
なぜ進入禁止に?オーバーツーリズム
お茶屋や料亭などが立ち並ぶ祇園は、外国人観光客にも広く人気です。メイン通りの花見小路は公道ですが、枝分かれする路地の多くは、地元の協議会が管理する「私道」です。 インバウンド客が増加して、民家など私有地に無断で立ち入る人や、芸舞妓の写真を無断で撮影する、「舞妓パパラッチ」など、観光公害の問題が続いています。 そのため、協議会は被害の声が多い「小袖小路」を29日から進入禁止としました。看板には、「私道につき観光客、ガイドツアーの写真撮影や進入禁止」、「許可なく侵入の場合、罰金1万円」と、日本語のほか、英語と中国語で書かれています。
「地元は本当に困惑」
祇園町南側地区協議会の太田磯一さんは話します。 「地元の人は本当に困惑している。『規制する』とかしたくないが、規制をしなくては言うことを聞いてくれない。地元の迷惑がかからないよう観光してほしい。」