日本遺産「里沼」推進など 群馬・館林市の計画を文化庁認定 県内3例目
日本遺産「里沼」の推進などを盛り込んだ館林市の「文化財保存活用地域計画」が先月、文化庁に認定されました。計画の認定は県内3例目で、今後この計画に基づく事業は、国の補助が受けやすくなります。 「文化財保存活用地域計画」は、2019年の文化財保護法の改正に伴い制度化されたもので、文化財の保存・活用に向けた長期的なビジョンを示し観光やまちづくりにつなげるのが狙いです。認定を受けることで、国の補助制度が利用しやすくなるメリットがあります。 館林市の計画では、茂林寺沼や多々良沼など市内5つの沼で構成する日本遺産「里沼」を、歴史文化の特性と位置付け保存活用していくことを掲げています。また、芸妓置屋と料亭を取り仕切る建物として1938年に建てられた「旧館林二業見番組合事務所」の改修と活用などが盛り込まれました。 県内での計画の認定は、去年7月の高崎市と嬬恋村に続き3例目です。