【NFL】トップシードをかけた昨季NFC決勝のリマッチ
NFLはレギュラーシーズンの3分の2が終了して、日本時間12月1日から第13週。これからプレーオフに向けたラストスパートがますます熱を帯びてくる。 【動画あり】【NFL】2024年スーパーボウルのハーフタイムショー出演者は誰? 報酬・歴代出演者一覧 今季は例年以上に各チームの実力が拮抗したシーズンとなっており、第12週を終えて8勝以上しているチームが8チーム。これは、現行の32チーム制になった2002年以降では、2003年、2019年、2020年に並ぶ数字だ。 第13週で注目の一戦は、フィラデルフィア・イーグルス(10勝1敗)対サンフランシスコ・49ers(8勝3敗)。これは、昨季のNFCチャンピオンシップの再戦で、昨季はイーグルスが31対7で勝利してスーパーボウルに駒を進めた。 イーグルスと49ersはカンファレンス内勝率トップ2のチームで、プレーオフの第1シードを争う上で今回の対戦は重要な試合となる。イーグルスはカンファレンス内6戦全勝、49ersの同6勝1敗と高い勝率を誇っている。 昨季のスーパーボウルで敗れたイーグルスだが、2年連続で10勝1敗のロケットスタートを切っている。2年連続で最初の11試合を10勝以上したチームは、イーグルスで4チーム目だ。今季はハーフタイムで追う展開だった時に5勝0敗と後半から怒涛の追い上げで勝利に結びつけている。残りの31チームは、前半で負けていた場合の成績が計35勝129敗(勝率.213)だから、イーグルスのアジャスト力が際立っている証拠だ。QBジェイレン・ハーツは通算11試合以上でTDランを2つ以上記録しており、QBとしてはNFL史上最多。ランパスともに有能な万能司令塔に指揮された攻撃陣の後半に追い上げに注目だ。 対する49ersは、WRディーボ・サミュエルとOLトレント・ウィリアムスが同時に出場した場合、8勝0敗と負けなしだ。49ersが勝利するには、2人のオールスター選手の出場が不可欠となる。昨年のドラフトで最下位指名ながらシンデレラストーリーを駆け上がっているQBブロック・パーディは、現時点でQBレーティングがNFLトップの数字をマークしており、爆発力ある攻撃陣を指揮する。また49ersは守備陣も強力で、1プレーで20ヤード以上を許したのが31回しかなく、これはカンザスシティ・チーフスと並んでNFL最少だ。 イーグルスも49ersも攻守に隙がなく、最後まで緊迫した接戦が期待できそうだ。 その他では、5連勝中と勢いに乗るデンバー・ブロンコス対新人QBのC.J.ストラウドが攻撃陣を指揮するヒューストン・テキサンズ、元ドラフト全体1位指名QB対決となったシンシナティ・ベンガルズとジャクソンビル・ジャガーズのマンデーナイトゲームも目が離せない一戦となりそうだ。