文豪の小説にも登場した老舗旅館に、露天風呂とサウナを備えた別邸がオープン
コロカルニュース
静岡県の湯ヶ島に佇む〈おちあいろう〉は、明治7(1874)年創業の老舗旅館。創業150周年を記念し、敷地内にある建物をリフォーム。専用露天風呂とサウナを備えた1棟貸しの別邸〈石楠花(しゃくなげ)〉が誕生しました。 【写真で見る】別邸に設置されたサウナ。囲炉裏がモチーフでストーンを囲みながら団らんが楽しめます。 ■クラウドファンディングで過去最高の応援購入を達成 〈おちあいろう〉は、4000坪もの敷地に、全客室を含め7箇所が有形文化財に登録され、明治時代は島崎藤村、大正時代は川端康成、昭和初期は北原白秋など、名だたる文豪が、滞在時のことを作品のなかに残しています。 今回誕生した〈しゃくなげ〉も、3階建ての建物がまるごと登録有形文化財。当時最高峰の匠によって建築され、随所に意匠を凝らした装飾や精密な細工などを眺めながら贅沢なひとときが過ごせます。 同別邸は、ホテル、バンケット、レストランなどを展開する〈Plan・Do・See〉がクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」にて先行販売を開始。 販売スタートから、わずか10分で応援購入総額が2,000万円を突破し、Makuakeの宿泊関連プロジェクトで、過去最高の応援購入総額を達成。 3時間で個人向けプランの3,000万円分も完売するなど、旅好きの心を魅了する憧れの宿だということが伺えます。 ■建物に合わせシックでモダンなインテリアで統一された客室 「まるで昔からそこにあったもの」「建設当時の設計者が令和に改装していたらどのように考えるか?」をデザインコンセプトとし、改修工事は進められましたが、日々ミリ単位の違いに悩まされ、当時の建築材料を調べながら微調整を繰り返し、ようやく完成しました。 敷地のなかに3つの寝室、プライベートリビング、ダイニングやキッチンをはじめ、露天温泉、室内温泉、専用サウナなどを備えた別邸が誕生しました。 〈おちあいろう〉は過去に2度も『サウナシュラン』を受賞。今回新しく登場した「囲炉裏サウナ」は、〈しゃくなげ〉に宿泊しなければ体験できないプライベートサウナです。 また、宿泊者はオールインクルーシブになっているので、館内のラウンジで、ドリンクやスナックなどが自由に楽しめます。 温泉上がりや食後にピッタリなアイスクリームやプリンなどもあり。暖炉のゆらめく炎を眺めながら、好きなものを好きなだけ味わうことができます。 食事は、ミシュランで星も獲得してきたシェフが、その日の新鮮な食材を存分に生かした料理をダイニングルームで仕上げて提供。 海山に恵まれた伊豆の豊かな食材を使った料理は一皿一皿こだわり尽くされ、盛りつけもまるで芸術品のよう。 また、朝食は修善寺の湯葉や豆腐を使用した一品や駿河湾で獲れた桜エビの南蛮漬け、紅姫あまごの炭火焼きなどとともに、自然農法米の炊き立てごはんが味わえます。 伊豆の豊かな自然と川のせせらぎに包まれ、歴史薫る和の趣を感じながら、随所に意匠を凝らした歴史ある館内で、贅沢な時間を過ごしてみませんか? information おちあいろう 住所:静岡県伊豆市湯ヶ島1887-1 TEL:0558-85-0014 料金:71,000円~106,000円 Web:おちあいろう writer profile Momo*Kinari きなり・もも ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 X:@Momo_kinari 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。