NTT西子会社顧客情報流出事件で名簿業者を書類送検 個人情報保護委に虚偽報告の疑い【岡山】
岡山放送
NTT西日本の子会社の元派遣社員が顧客情報を不正に持ち出した事件で、顧客情報を買い取った名簿業者が政府の個人情報保護委員会に虚偽の報告をした疑いで12月2日に書類送検されました。 個人情報保護法違反の疑いで書類送検されたのは、東京都の名簿業者「中央ビジネスサービス」と、その代表取締役(87)と取締役(49)の2人です。 岡山県警によりますと、2人は共謀して、2023年7月、個人情報保護委員会が実施した調査で、2022年4月から23年6月までの間、個人情報の提供を受けていないと虚偽の報告をした疑いです。 中央ビジネスサービスはこの間、NTT西日本の子会社から不正に情報を持ち出し有罪判決を受けた元派遣社員から4回にわたり約3万件の個人情報を受け取っていて、約5万3000円の対価を支払っていました。調べに対し、2人は容疑を認めているということです。 この事件を巡っては元派遣社員が約930万人分の顧客情報を不正に持ち出し、複数の名簿業者に約2400万円で売却したとされています。
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