駒大・帰山侑大が1時間1分59秒で2位「平坦でも戦えることが証明できた」 上尾シティハーフマラソン/陸上
上尾シティハーフマラソンが17日、上尾運動公園陸上競技場発着で行われ、ハーフマラソン大学生男子の部は大東大の棟方一楽(かずら、2年)がU20日本記録となる1時間1分38秒で優勝した。駒大の帰山侑大(3年)は1時間1分59秒で2位。先頭集団で積極的にレースを進め、これまでの自己ベスト(1時間5分51秒)を大きく上回り、「ハーフは苦手意識があって怖かったが、調子も良くて体も動いてよかった」と振り返った。優勝した棟方とともに来年3月のニューヨークシティハーフマラソンの出場権も手に入れた。 10月の出雲駅伝では2区区間4位の好走を見せたが、その後は疲労が抜けず、今月上旬の全日本大学駅伝のメンバー外。箱根駅伝の選手選考がかかる大会で、「全日本に出られなかった悔しさをぶつけようと思って走った」と意地を見せた。レース終盤には1時間2分4秒で3位だった後輩、村上響(2年)から「一緒にニューヨーク行きましょう」と話しかけられたといい、「周りも頼もしいし楽しかった。一体感があった」と笑顔を見せた。 大学三大駅伝デビュー戦だった今年1月の箱根駅伝は山下りの6区で区間12位。リベンジがかかる来年1月の101回大会は6区にこだわらないといい、「平坦(へいたん)でも戦えることが監督とかに証明できた。実業団でも(競技を)続けたいので平坦でやりたい」と帰山。「どこを任されても区間賞を取れるように頑張りたい」と闘志を燃やした。