28日から署名活動 「松風中」再考求め 日立の住民団体 茨城
茨城県日立市立坂本中と久慈中を統合して来春開校する「松風(しょうふう)中学校」を巡り、市は21日、校名の再考を求める住民グループに、条例の改廃を市に直接請求するための署名集めに必要な請求代表者証明書を交付した。衆院選の選挙期間中は署名収集できないため、住民側は28日に1カ月間の署名活動を始める予定。 条例制定・改廃の直接請求は、地方自治法に基づき有権者の50分の1の署名を1カ月で集め、首長に本請求する。首長は住民から提案された条例案に意見を付けた上で議会に諮ることになっている。 住民グループは「松風中学校名の削除を求める会」(鴨志田征央、三代喜良両代表)。新校名の公募手続きなどについて「選定過程が不透明で、民意も反映されていない」と主張している。同市で直接請求に必要な署名数は約2900筆となっている。
茨城新聞社