豪雨災害で再び被害 苦境に立つ石川県珠洲市の「塩づくり」 再起にむけて
厳しい状況のなか…。 神谷健司さん: 「こちらへどうぞ。はい。お疲れ様でした。能登ワインさんこちらです。どうぞ」 神谷さんの明るい声が響くのは、塩田からおよそ50キロ離れた穴水町。「能登ワイン」を訪ねたツアー客に珠洲の塩をPRです。
「ありがとうございました」 「がんばってください」 「頑張ります。ありがとうございました。」 観光客が来られないなら、自分たちが出向く。発信拠点としての役割は健在です。 神谷健司さん: 「皆さん、こんにちは。塩田村でございます。必ず復活させます。もう一度ぜひ能登においでくださいね。」
「能登にはまだ魅力ある施設ありますんで、今しか行けない能登ぜひお楽しみください。どうもありがとうございました。」 力強い拍手が、神谷さんの背中を押してくれました。 神谷健司さん: 「一言一言頑張ってくださいとか、また来ますとか、そういう言葉をいただいて、本当になんかちょっと胸が熱くなるようなね。先の見通しははっきり立たないんです。でも、できることから少しずつ準備をして、一歩は足りないけれどもしないけど、半歩ずつでもずっと進んでいけたらいいなと思っています」
テレビ金沢NEWS
復興への道のりは、険しい。しかし、進み続けることを決めた神谷さん。 再び、塩田に観光客の笑顔が戻る日まで。