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育成の星 ロッテ・西野が激白「僕の勝ててる理由」―独占インタビュー

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THE PAGE

 パ・リーグ新人単独トップとなる7勝目は、注目の大谷を退治して手にした。23日の日本ハム戦。負ければ連敗、中1日のスライド登坂……。そして、大谷との対戦。西野勇士にとって慎重にならざるをえない条件が揃っていた。メンタルに強いはずの22歳の自慢の制球が、慎重に行き過ぎて微かに狂う。二回には満塁から押し出し四球で先に失点した。  伊東監督は、若いバッテリーを呼び「テンポが悪い。バッターを見るんじゃなく、自分のピッチングをしろ」とアドバイスを送ったという。 西野は、そこから立ち直った。 「四球を出す位なら打たれた方がましだ、と開き直ったのが良かった」  奮起した打線が6回に2つの犠打で2-1と逆転してくれると、7回も無死一塁のピンチで、バントを1-6-3とさばく自らのフィールディングで食い止めた。大谷との対戦は、3度あって、内野ゴロ3つ。「フォークを意識させた」のが、大谷斬り成功の理由だ。 182cmの上背。歌舞伎役者のような顔をしている。マクドナルドの端っこに座っていても違和感のない22歳。給料は、現在440万円。一軍登坂が一度もなかった右腕が、ローテーションを守り、首位を走るロッテ躍進の象徴のようになっている。  今回、その西野が、論スポ×THE PAGEの独占インタビューに答えてくれた。3回に分けて、お伝えする予定。その第一弾のテーマは「僕が勝てている理由」だ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ――プロ初先発、初勝利でデビューした時、ウィキペディアにも情報がなくてメディアはあなたを紹介することに苦労したらしいです。 「育成から急に出てきたんで高校時代の話から掘り返されているんですが、正直言って今の僕があるのはプロに入ってから育成の4年間なんです。ネットに高校時代に美術部で手が器用になったと書いてありますが、それは野球と関係ないですね(笑)」 ――去年の秋までの4年間、育成選手で出場選手登録もされていません。いわゆる70人の登録枠から漏れたプロ野球予備軍でした。2軍の通算成績も2勝7敗。そんなあなたがポンと出てきて、なぜ7つも勝てていますか?  「自分でも結構、ビックリしています。これまで1軍で投げていて勝てなくなって再び今勝っているならば、成長度もわかるんですが、急に出てきて勝っているので正直、『これが』という理由がわからないんです。ただ、真っ直ぐがシュート回転しなくなってホームベースの外と内のラインにしっかりと投げられるようになりました。そのコントロールの自信と、変化球を真っ直ぐと同じような腕の振り、タイミングで投げることができているのが勝てている原因かなと分析しています」 ――変革のきっかけは何でしょうか? 「去年の夏の終わりくらいですかね。ブルペンで投げていて『これだ!』というフォームをつかめたんです。教えてもらったというよりも、自分で色々と試行錯誤していると、たまたま『これいいな、この感じだ』というフォームに出逢ったんです」 ――素人の僕にもわかるように教えて下さい。 「左腰ですね」 ――左腰? 「腰の左側を意識して投げたいコースに向けて左腰が向かっていくイメージですね。映像で見るとそう変化はないのですが感覚です。それを見つけてからは、腰がグっと入ってから、左の股関節に右の腰が乗って下半身が回るようになった。すると腕の振りも横降りから縦振りになって、ボールの軌道が良くなりました。内なら内、外なら外と、ライン(ボールのリリース点からミットへとコースを結ぶ線)を外さなくなったんです。外に投げようとしてラインを外れて内に行くボールがなくなったんです。ボールも少し速くなりました。打席でバッターがボールを速く感じてもらえるようになりました」

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