『Eye Love You』侑里とテオがついに恋人同士に 日本と韓国の恋愛観の違いとは?
想いが通じ合った侑里(二階堂ふみ)とテオ(チェ・ジョンヒョプ)は、晴れて恋人同士に。『Eye Love You』(TBS系)の第6話では物語の第1章が完結し、第7話からは恋人同士になった2人の姿が見られることになる。 【写真】中川大志にヤキモチを妬くチェ・ジョンヒョプ やはり、ここで気になるのが日本と韓国の文化の違いだろう。国際恋愛ではお互いの“当たり前”が異なることが惹かれる理由になったり、時に恋の障壁になったりということも。もちろん本作ではこれ以外にも、テオの明るさや天真爛漫さが作品を大いに盛り上げており、チェ・ジョンヒョプ自身の演技の力量がドラマの魅力を倍増させているのは言うまでもない。 これまでは、テオが頻繁にメッセージや写真を送ることで些細な日々を侑里と共有してきた。韓国人男性はメッセージアプリでのやり取り数が多いことは、テレビ番組やウェブの記事でも度々言及されており、まさに“韓国あるある”なコミュニケーションなのだ。日本のカップルの場合、「男性から返信がこない」、「既読だけが寂しく表示されている」などの不満を抱える女性も多いが、韓国人男性との交際ではこうした悩みから解放されるのかもしれない。 ●韓国人男性はマイナスな気持ちさえも隠さず表現しがち? さらに本作においてテオがやきもちを妬きやすいことやストレートな愛情表現をするのも、日本人カップルが登場する恋愛ドラマとは大きく違うところ。第1話で屋上から「そこのキョロキョロしてるかわいい人~!」と下にいる侑里に叫ぶシーンや(実はこれはジョンヒョプのアドリブである)、第3話でなかなか指切りの指をほどかず、「ハンコも押してください」「コピーもできました」と次々にスキンシップをしてくる様子など、テオの真っ直ぐな表現は、奥手で寡黙なイメージのある日本人男性とは違った印象を持つ。 愛を感じられるという点では、韓国人男性とのお付き合いは幸せな恋愛と言えるのかもしれない。だが、日本人男性でも花岡(中川大志)のように「表には出さないものの相手を思いやる心は人一倍」というケースもあるので、ここは相手をよく見て判断するしかない。どちらにしても、テオと花岡という魅力あふれる2人の男性がそばにいる侑里が幸せ者であることに違いはない。 第6話では、侑里、テオ、花岡の3人で北海道に行くことになってしまい、テオがずっと花岡の存在を意識してモヤモヤする場面もあった。こうしたシーンにも表れているように、韓国人男性はマイナスな気持ちさえも隠さず表現しがち。良くも悪くも素直で真っ直ぐな恋愛スタイルなのだ。だがそれだけに告白シーンは悶絶もののかわいらしさ。なかなか気持ちを伝えられない侑里のために「お米は好きですか?」「カレーは好きですか?」……と問いかけ続け、最後に「じゃあ僕は?」とさりげなく繋げることで告白を促すテオの演出もにくい。その後、大きな声で「サランへ」と返すテオの満面の笑みにこちらまでノックアウトされてしまいそうだ。 晴れて結ばれた2人が、これからどのように関係を深めていくのかも注目の『Eye Love You』。第7話では初デートで温泉旅行に行くことになるが、ここでもテオの真っ直ぐな愛情表現と、韓国人男性らしい丁寧なエスコートが見られるのかと楽しみでしかたがない。
Nana Numoto