初回、中前打を放つドジャース・大谷（AP）

　◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦　ドジャースーメッツ（2024年10月20日　ロサンゼルス） 【写真】初回、中前打で出塁した大谷はエドマンの適時打で生還 　ドジャースの大谷翔平投手（30）が20日（日本時間21日）、勝てばリーグ優勝とワールドシリーズ進出が決まる本拠でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で安打を放ち、4試合連続安打をマークした。 　1点を先制されて迎えた初回の打席は1ボールから2球連続で空振り。それでもカウント2―2から外角のシンカーにやや体勢を崩されながらも手首を返して二遊間へ運び、中前打を放った。1死後からT・ヘルナンデスが今シリーズ26打席目で初安打となる中前打でつなぐと、1死一、三塁からエドマンが2点二塁打を放ち、すぐさま逆転に成功した。 　大谷が第1打席に入ると、いつもの軽快なリズムではじまる登場曲Lupe Fiasco（ルーペ・フィアスコ）の「The Show Goes On」ではない別の曲が球場内に響いた。 　重厚感のある演奏をバックに艶っぽい声が特徴の曲は、カナダ出身の歌手、Michael　Buble（マイケル・ブーブレ）の「Feeling　Good」。日本では映画『嫌われ松子の一生』の挿入歌として知られているナンバーだ。 　また、日本ハム・万波中正も登場曲として使用しており「大谷打席入る時万波の登場曲流れるのエモい」とSNS上でも反響が寄せられた。 　前の登場曲「The　Show　Goes　On」を選んだドジャース球団広報フアン・ドラド氏によると「大谷のチョイス」と大谷自ら選曲したという。 　タイトル通り、1打席目から感覚良く快音を響かせた大谷。リーグ優勝、ワールドシリーズ進出へさらなる爆発に期待がかかる。