目的は「肉まん」 深夜に大勢が自転車で“爆走”…中国で大流行
日テレNEWS NNN
中国で道路を埋め尽くす自転車に乗る人々。乗っていたのはほとんど大学生で、目的は「肉まん」だといいます。この大移動、SNSに投稿されたある大学生グループの“爆走”がきっかけでした。 ◇ ずっしりと並ぶ肉まん。せいろに入れて蒸すこと約8分。出来上がったのは、中国料理の名物の一つスープ入り肉まんです。 記者 「ショウロンポウよりもスープの量が多い印象です。濃厚でジューシーな味でおいしいです」 見た目はショウロンポウに似ていますが、よりスープにこだわり、サイズも大きいのがスープ入り肉まんだといいます。この肉まんを巡って中国で騒動が… ◇ 中国のSNSに投稿された、道路を埋め尽くす自転車に乗る人々。乗っていたのはほとんど大学生で、目的はスープ入り肉まんでした。 発端は、ある大学生グループが河南省鄭州市から開封市まで約50キロを自転車で“爆走”したこと。スープ入り肉まんの発祥の地とも言われている開封市に肉まんを食べに行く様子をSNSに投稿すると、マネをして深夜に自転車で爆走する大学生が急増。8日の夜には約10万人が自転車で移動したといいます。 こうしたブームは過去にもありました。 記者(中国・山東省シ博市、去年) 「ぎっしり人が埋め尽くしています」 山東省にある「串焼きの街」が大学生の投稿で話題になり、連休中に人が殺到し街がパンク状態に。 こうした“食”のブームがたびたび起きる中国。しかし、トラブルも… “爆走”に参加した大学生 「動画を撮りたいので片手にスマホ持っていたら、下りでスピードが速すぎて前の自転車にぶつかりそうになっていた」 「ながらスマホ」や車道での走行や大量の「シェアサイクル」が路上に放置されるなど迷惑行為も相次いだということです。これを受け、地元メディアは大学生らに自粛を呼びかけるほか、警察も臨時で道路を封鎖するなど対応に追われています。