Hоnda熊本野球部の選手、コーチから捕手の構えや捕球を教わる子どもたち＝24日、鹿児島県天城町

　鹿児島県徳之島の天城町で合宿中のHоnda熊本硬式野球部（熊本県菊池郡大津町）は24日、同町総合運動公園野球場で町内小中学生を対象とした野球教室を開いた。町内の児童生徒42人が参加。選手らと交流を楽しみながら、技術向上に励んだ。 　同野球部は1981年創部。都市対抗野球大会に8年連続17回出場、昨年の社会人野球日本選手権大会で準優勝を収めた九州を代表するチーム。徳之島合宿は2017年に始まり、6回目。選手、スタッフ34人が12日に空路で徳之島入りした。 　野球教室では野球の基本となるキャッチボールに始まり、ポジション別に分かれた守備練習、打撃練習を実施。選手らは捕球から送球までの動作やスイング時の注意点などをアドバイスした。 　野球教室を見守った同部の渡辺正健監督は「まずは野球を楽しんで、一人でも多くの子どもたちに野球をやってもらいたい」と語り、3月に始まる新シーズンに向け「今年は昨年以上の成績を残し、徳之島に戻ってきたい」と力を込めた。 　野球教室に参加した天城中1年の男子（13）は「送球時のボールの握り方や遠くに飛ばす打撃のコツを教えてもらった。アドバイスを生かして試合で活躍できるようにしたい」と話した。