VW新型「ゴルフGTIクラブスポーツ」も! ニュル24時間レースのグランドスタンド裏はファンにはたまらない空間でした【みどり独乙通信】
往年のファンにはたまらないクラシックレースも開催
日本では洒落た方が乗っているイメージもあるフォルクスワーゲン「ゴルフ」。こちらドイツでは何年連続になるかわからないほど、もっとも売れている国民車ナンバーワンに君臨し続けています。日本でいうホンダ「N-BOX」の位置付けと同じでしょうか。 そのゴルフも誕生から50周年を迎え、特別記念モデルが展示されました。未来的なカラーリングが施された展示車のGTIと同じマシンがニュル24時間レースにも参戦。VWがモータースポーツ活動から撤退してもうしばらく経ちますが、どんな体制になってもニュルで活躍してくれるのは嬉しいですね。 いくつかのサポートレースがこのレースウィークに開催されたのですが、1970年代、1980年代、1990年代と過去にここで大活躍したマシンばかり。どれもが垂涎モノの稀少車ですから、その思い出とともに往年のファンたちもお孫さんを連れている方を多く見かけてほっこり。これもニュルファンの特徴で、親子3代の家族連れで観戦する方も多いのですよ。 2023年は23万5000人もの観客を誇ったのですが、今年もそれ同等かそれ以上の数のファンが訪れているように感じました。この大歓声と拍手に包まれる中でのスタートは、本当に鳥肌モノで、何回観ても言葉に表せない程の感動です。しかし、スタート直後に雨が降り出し、1時間後には止むというまさに「ニュルウェザー」がレースを惑わし、タイヤの選択も前半戦のカギを握ったのでした。
池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)