巨人・泉口 憧れの大先輩・浅村の前でプロ1号「浅村さんおるから打ったろうみたいなのは…」と苦笑
◇交流戦 巨人6―7楽天(2024年6月11日 楽天モバイル) 巨人のドラフト4位ルーキー、泉口友汰内野手(25=NTT西日本)が11日の楽天戦(楽天モバイル)で出場31試合81打席目にして待望のプロ初アーチを放った。 【写真】<楽・巨>2回、泉口がソロ本塁打を放ち阿部監督が迎える 「9番・遊撃」に入って先発出場。2回、8番・岸田が先制の左越え2号2ランを放った直後だった。 相手先発右腕・ポンセがフルカウントから投じた7球目、149キロ直球を右翼スタンドへ叩き込んだ。 岸田の先制2ランは史上初となるチーム通算1万1000本目のメモリアル弾。2者連続アーチの泉口は1万1001号となった。 4回には丸にも16試合ぶりとなる4号3ランが飛び出し、最大4点のリードを奪った巨人だったが、リリーフ陣がリードを守れず、逆転サヨナラ負け。泉口の記念すべきプロ1号も残念ながら空砲となってしまった。 泉口との試合後の一問一答は以下の通り。 ――プロのスタート切った一発。どうか。 「そうですね。プロに入って一番の打撃ができたんじゃないかなと思います」 ――感触は良かったか。 「そうですね。良かったです」 ――フルカウントで直球。 「なんか、真っすぐで攻めてきてるな、みたいな感じやったんで。割り切って、いきました」 ――三振が少ないのが特徴。フルカウントでどうだったか。 「僕でいうと、下位打線で打たせてもらってますし、なんとか塁に出て上位につなげていこうっていう意識は常にありながら。追い込まれてもなんとか粘って2―3とかもってって、少しでも相手ピッチャーにダメージを与えられたらいいなと思って。そういう意識でやってます」 ――記念のボールは返ってきたか。 「はい、返ってきました」 ――どうしましょう。 「実家に、両親に送ろうかなと思います」 ――大阪桐蔭の先輩、浅村にあいさつしていた。大先輩の前で一発。 「結果的にそうなっただけで、浅村さんおるから打ったろうみたいなのは別にないですけど(苦笑)、大先輩の前で打てたことは良かったなと思います」 ――高校時代の記事では憧れていたようだが、どんな存在か。 「やっぱ同じショートで。高校でいうと、歴代ナンバーワンショートだと思うんで、大阪桐蔭の。そういう先輩の前で打てたのは良かったかなと思います。ただ、試合に負けてしまったんで、勝ちにつなげられるようなバッティングをこれからしていきたいと思います」 ――ショート、センターライン。定位置争いも、試合に勝つことがアピールになる。 「やっぱりこう、センターラインということで、守備で最も大事なところだと思うんで、自分たちがしっかり守って。打つのってなかなか難しいので、しっかり守って、守備からリズムつくって、みたいな意識は毎日あります」