瀬戸内海で“当て逃げ事件”発生 砂浜に漂着したプレジャーボートに衝突の痕跡 船体から別の船の塗料が…海上保安部が塗料と同じ色の船舶を調査中“逃走船”の特定急ぐ
10月27日、山口県周防大島町の砂浜に、船の一部が破損したプレジャーボートが漂着し、70歳の男性船長が船の中で倒れているのが発見されました。船長は搬送先の病院で死亡が確認されました。 海上保安部は1日、調査の結果から当て逃げ事件と断定し、現場から逃走した船舶の行方を追っています。 10月27日午後2時50分ごろ、山口県周防大島町津長鼻の砂浜で、船の一部が破損したプレジャーボートが漂着しているのが見つかり、発見者が「砂浜に船が乗り上げて、中に男性1人が倒れている」と警察に通報しました。 発見時、倒れていた男性は意識がない状態で、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。 死亡したのは、プレジャーボートの船長で、兵庫県姫路市に住む70歳の男性です。 27日の午後1時半ごろ、船が発見された近くの海では、船の一部が壊れた状態で漂流するプレジャーボートと男性が目撃されていて、近くを通りかかった船が港までのえい航を申し出ましたが、男性は「大丈夫」と答えていたということです。 プレジャーボートの船体には別の船の塗料が付着していて、破損部分の状態からも、広島海上保安部は他の船と衝突したと断定、当て逃げ事件として捜査しています。 現在、付着していた塗料と同じ色の船舶から塗膜などを採取し、照合を進めていますが、逃走船の特定には至っていません。 広島海上保安部は近隣の海上保安部と連携し、逃走船の行方を追っています。
テレビ西日本
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