マー君、前後W開幕投手指名で野茂に並んだ!
投手コーチは、今後も前半戦同様、降板のタイミングを慎重に見極めていく方針で、登板間隔に関しても慎重な姿勢だった。今季はキャンプから「十分な休養を与えていく」と言いながら、4月24日のデトロイト戦で急遽中4日を敢行した結果、右手首の炎症と前腕の張りで故障者リスト入り。5月を棒に振った苦い経験からか、首脳陣は用心しているようだ。 後半戦開幕カードとなるマリナーズ3連戦の後は月曜日のオフを挟んでオリオールズ3連戦。この休養日の利用の仕方についても、ジラルディ監督は「田中の登板後の様子をみてからだ」と語るにとどまっている。 首位ターンしたヤンキースだが、この先8月に13連戦と16連戦、9月には13連戦を経て、公式戦終了時までラストスパート17連戦が待っている。長期連戦中は通常、エースと呼ばれる投手は中4日でフル回転するのだが、サバシアが不振に沈むヤンキースは、果たして田中に“禁断の中4日指令”を出すのだろうか。もしくは、上手くマイナーから若手を昇格させるなどしながら、田中に休養優先の登板間隔を与え続けることが可能なのか。 2位以下のチームとのゲーム差も影響することだろう。田中に健康体でシーズンを全うさせることはヤ軍の命題である。今後の起用方法が注目される。