「2年後なら300億円」佐々木朗希のMLB挑戦に韓国メディアも騒然 “厳しい”日本の世論に見解「KBOなら7年はいる」
23歳の決心に各国球界も騒然となった。 11月9日、ロッテは今オフに佐々木朗希のポスティング制度を用いてのMLB移籍を容認。これにより“令和の怪物”は来季からのメジャー挑戦に向け、正式公示後45日間で全30球団との入団交渉が可能になった。 【動画】日本人最速の165キロを記録!凄みを増した佐々木朗希の広島戦のピッチングの映像 もしも、25歳になる26年オフ以降まで待っていれば、間違いなく契約金は青天井だった。MLBでは現行労使協定により、佐々木は「25歳未満の国際FA」と分類される。そのため、今オフの契約もマイナー契約に限定され、契約金も最大700万ドル(約10億7000万円)止まりとなる。 ロッテが手にするポスティング譲渡金も700万ドルの20%に当たる140万ドル(約2億1000万円)と少額に収まる。それだけに「今年までの5年間の総合的な判断として、彼の想いを尊重することにしました」(松本尚樹球団本部長談)と佐々木の背中を押した球団の決定は、海外でも小さくない驚きを呼んだ。 韓国のスポーツメディア『OSEN』は「千葉ロッテは佐々木を丹念に管理してきたが、彼は1シーズンも規定イニングを満たせなかった。そして一度も日本シリーズに進出できなかった。それが日本国内で『貢献を果たせなかった』と厳しく評価される理由だ」と報道。「25歳ルール」から外れる2年後のポスティングであった場合に高額のメジャー契約が見込めたことから、「2年後なら2億ドル(約300億円)は堅かった」と見解を示した。 「KBO(韓国プロ野球)リーグはポスティングを使うのにも1軍で7年間もプレーする必要がある。日本はポスティングであれば、年齢制限がない。海外フリーエージェントの権利を得られない場合は、球団の同意さえ得られれば海外移籍ができる。そうした中で早期決断を下したことで、佐々木のメジャー進出に対する日本の世論は厳しいものとなっている」 厳しい声も少なくない佐々木のメジャー移籍。その中で当人がどの球団と契約を締結するかは小さくない注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]