中田英寿さんに五郎丸さん 3.11に合わせアスリートが重機操作体験【長野・小布施町】
東日本大震災から13年です。小布施町で被災地支援に向けた重機講習が開かれ、元プロサッカー選手の中田英寿さんなど豪華アスリートが集結しました。 三角形に囲まれた線の内側を慎重に掘っていきます。小型パワーショベルを操作するのは、元プロサッカー選手の中田英寿さん。そしてラグビーの元日本代表五郎丸歩さんなどそうそうたるアスリートたち19人。 「お、うまーい!」 日本財団がアスリートと共に去年12月に発足した「HEROs災害支援チーム」です。 ■中田英寿さん 「練習も厳しい中でやってきてその中で、楽しみを見出してきたのと同じで、楽しみながらできるというのはスポーツの力がある。その力を現場まで持っていけるとより意味があると思う」 講習会は東日本大震災が起きた3月11日に合わせて開かれました。講師は重機によるボランティア活動をする「日本笑顔プロジェクト」です。 ■日本笑顔プロジェクト・林映寿 代表 「アスリートが現地に来てもらえる、生活再建に力を添えてもらえるというのは僕たちが現地に行くよりも何十倍も何百倍も力になってもらえると感じています」 講師のお手本を見ると… 「やべー!!」 ■日本笑顔プロジェクト・林映寿 代表 「想像以上に皆さん負けず嫌い。分析力も非常に高い。吸収力も一般の講習生に比べると非常に成長率も高かった」 他にもドラム缶風呂で非常食を温めたり、薪割をしたり。無事、全員が運転資格を獲得しました。 ■中田英寿さん 「非常に難しいし、経験を重ねないときょう・きのうだけで使える技術じゃないと思った」 ■五郎丸歩さん 「アスリートの強みは情報発信力。かなか情報が届かない人、ファンや地域の人にこういう活動があるんだと報告するのも大きな意義があると思う」 今週末は中田さんなど一部のメンバーが石川県へ行き、支援活動をする予定です。