ジーコ氏、世界平和願うチャリティーマッチ 来年被爆80年の広島で
「サッカーの神様」と呼ばれ、日本代表監督も務めたジーコ氏(71)が27日、世界平和を願うチャリティーマッチを広島で来年7月に開催すると発表した。広島は来年被爆80年を迎える。この日、広島市内で発表したジーコ氏は「サッカーを通じて平和のメッセージを発信したい」と語った。 【写真】原爆死没者慰霊碑を訪れたジーコ氏(左から2人目)=2024年11月27日午後1時36分、広島市中区、根本快撮影 チャリティーマッチは、今年開業したエディオンピースウイング広島で開催する予定。ジーコ氏は毎年、サッカーを通じた世界平和をめざし、ブラジルでチャリティーマッチを開催しているという。この日、ジーコ氏は広島平和記念資料館を見学し、原爆死没者慰霊碑に献花した。 ジーコ氏は「当時の痛みや悲しみを感じた。いまだに戦争で人が苦しんでいるのは、信じられない気持ちだ」と語った。発表イベントには、松井一実市長も参加した。出場選手やチケットの購入方法などは今後、発表するという。(根本快)
朝日新聞社