「そんなに悪い世界じゃない」ホスト体験ドキュメンタリー出演の山本裕典が考える売掛問題「パパ活という名の援交がはびこる日本全体の治安の問題では」自身の地上波復帰は?
「ホスト業界だけでなく、日本全体の治安の問題」
――売掛は必要だと感じましたか? 僕が働いた歌舞伎町の「Lillion」というホストクラブはお金に固執せず、売掛禁止を守っていたので、ホスト業界っていうのは本来、きれいに営業しても成立する世界だと思いました。それくらいホストって最高のパフォーマンスを提供してるし、姫たちも楽しそうだった。 そもそも誰かに貢ぐために体を売るって女の子は、ホストに来る姫だけの話じゃないですよね。問題なのはホスト業界だけじゃなく、パパ活という名の援交がはびこってしまってる日本全体の治安の問題なんじゃないかと思います。 ――しかし、ホストをやったことで、山本さんの今後の仕事に影響がないか心配です。 それどころか、企画がバズったおかげで、(副業でやっている)DJのほうでは若いお客さんが増えたし、番組を見てくださったスタッフさんからは舞台のオファーもいただきましたよ。 ――再ブレイクの兆しですね! 今後の目標は? (地上波で)連ドラに出られるなら出たいけど、そこで活躍してる俳優さんたちは、プライベートもきれいでいる覚悟がある人たちだと思うんですよね。そこに今の僕が戻りたいと思うのは失礼かな。 だから、自分らしく生きる僕を認めてくれる人たちに恩返しするつもりで“山本裕典”を使えたら十分です。 ――「山本裕典、ホストになる」シーズン2のオファーがきたら……? ABEMAのスタッフさんたちが僕を救って輝かせてくれたわけですから、求めてくださるなら企画が続く限り応えていきたいです。 なによりホスト生活、楽しかったですから!(笑) 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班 撮影/村上庄吾