比嘉愛未“杏子”がモラハラ夫・鈴木浩介“亘”に逆襲し視聴者「かっこいい」と絶賛<スカイキャッスル>
松下奈緒が主演を務めるドラマ「スカイキャッスル」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系) の第3話が8月8日に放送。紗英(松下)と同じ高級住宅街・スカイキャッスルに住む杏子(比嘉愛未)の行動が注目された。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】冷たい視線など悪女ぶりがハマっている松下奈緒 ■セレブ妻たちが壮絶マウントバトルを繰り広げる 同ドラマは、韓国のケーブルテレビ局・JTBCで2018~2019年に放送された「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」を原作に、日本ならではの創造性と刺激、中毒性をたっぷりと詰め込んだジャパン・オリジナル版となっている。 松下が演じるのは、誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレブの主人公・浅見紗英。そして紗英と同じ“スカイキャッスル”と呼ばれる高級住宅街で暮らす、才色兼備かつ慎ましい性格の二階堂杏子を比嘉愛未、情熱的でチャーミングな夏目美咲を高橋メアリージュン、スカイキャッスルの新たな住人となった南沢泉を木村文乃。さらに、担当した生徒を100%志望校に合格させるミステリアスな受験コーディネーター・九条彩香で小雪が加わり、5人の豪華女優陣の競演で、子どもたちの受験やエリート医師である夫たちの出世など、泥沼マウントバトル・サスペンスが展開する。 ■杏子が息子のため強硬手段に出る 杏子の夫・亘(鈴木浩介)は、息子・翔(柴崎楓雅)を何としても外科医にするため、教育パパとして自ら学習を猛烈指導し、環境も自己流で整えていた。その様子は、九条に「教育ではなく飼育」と言われたほどだ。 “飼育”と言われた原因の一つが、翔の勉強部屋の窓をふさいでいたこと。集中力を高めるという理由だが、見ていて息苦しくなるような部屋だった。 第3話では、杏子が行動を起こした。「窓のないこの部屋は牢獄みたいだね」という翔のつぶやきで決意した杏子は、亘の出張中に業者を呼び、亘が作らせた壁を取り除いて、元々の窓のある部屋に戻したのだ。 「自分で動き出さなきゃ、何も変わらないもの」という強さをのぞかせた杏子は、子どもへの愛に満ち、頼もしかった。SNSにも「杏子さんかっこいい」「すげええええええ」「杏子さん、やるなあ!」といった声が続々と上がった。 ■絶妙な二階堂家のキャスティング 出張から戻って翔の部屋を見た亘は激怒するも、翔のために決意している杏子は強く、翔が自分の力で次の中間テストで10位以内になれば部屋はそのままにしてほしいと願い出た。するとその通りに、翔が10位に。亘はとぼけて約束を反故にしようとしたが、杏子はスマホに会話を録音していて、亘は認めざるをえなかった。 モラハラ夫に見事に立ち向かった杏子。演じた比嘉の凛々しさがより印象を強くした。 一方、亘を演じる鈴木のモラハラぶりの表現も、見ていて嫌な気分になるほどすごい。視聴者からも「こういう役うまい」「鈴木浩介さんはこういう怪演が似合う」と称賛が寄せられている。ただ、亘は過去に受けた杏子の父親のオペにより、右手の指が思うように動かなくなったことが明かされた。脳神経外科医としては致命傷になるもの。それにより、「苦しむ人を救う」理想を息子に託しているようだ。今後どのように変化していくのかも楽しみだ。 翔に扮(ふん)している柴崎は、「テセウスの船」(2020年、TBS系)での怪演も記憶に新しい。父の厳し過ぎる教育に委縮し、でも母の強さで奮起する姿をこれからも丁寧に見せてくれるだろう。 家庭内でのマウントバトルが一段と激しい二階堂家からも目が離せない。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部