熊本市電が全線での運行再開 脱線の原因・対策説明
熊本朝日放送
脱線を起こした熊本市電が全線での運行を再開し、原因や対策について説明しました。 熊本市電では先月31日に熊本城・市役所前電停と花畑町電停の間で脱線が起き、水道町ー辛島町電停間を運休していましたが、レール工事などを行い、3日の始発から再開しました。 市交通局は会見を開き、同じ月に実施した別のレール工事の影響で脱線箇所に負荷がかかりレール幅が広がって基準値を超えたことが脱線につながったと考えられるとしました。 レールは20メートルごとにポイントを設け年1回検査していますが、ポイントではない箇所で脱線が起きました。 (井芹和哉 交通事業管理者)「現在実施している安全対策が本当にこのままでよいのかということも今回の事故を通じて感じているところです」 市電は去年16件の運行トラブルを起こしています。 (利用者)「公共交通機関ですので安全な運行は第一かと思う」 脱線箇所については当面の間レール幅の変位を定期的に確認するとしています。