介護施設に入所する母の預金が「500万円」あります。「自動継続の定期預金」に切り替えれば更新されるので「休眠預金」になるのを防げるでしょうか?
休眠預金を防ぐには
休眠預金を防ぐには、10年以内に預金を「異動」させなければなりません。表1の通り、「異動」の定義には2種類あり、全ての金融機関で共通しているものと、金融機関が行政庁の認可を受けて「異動」として扱うものが存在します。 表1
出典:金融庁「休眠預金等活用法」より筆者作成 預金の入出金は、全ての金融機関において「異動」として扱われます。よって、休眠預金にならないためには、最後に利用してから10年以内に入出金を行うのが一番確実であり、手っ取り早い方法であるといえそうです。また、表1によれば、定期預金の自動更新はどこも「異動」として扱いません
休眠預金は預金の異動で防ぐことができる
休眠預金になっても、預けたお金はなくなりません。各金融機関の窓口で所定の手続きを行えば引き出せますが、口座名義人である母が介護施設に入所してしまうと、そのような機会を作ることもなかなか難しいかもしれません。よって、そのような事態にならないように注意を払う必要があります。 長らく使用していない母名義の口座があれば、まずは入所前に入出金を行い、その後は毎年あるいは数年に1回の割合で同じことをして、休眠預金になることを避けましょう。この方法が最も確実かつ簡単な方法といえます。 出典 金融庁 休眠預金等活用法Q&A ソニー生命 10年以上放置の預金に注意!休眠預金Q&A 休眠預金とは? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部