トークイベント・ボイメン仕掛け人語る「名古屋の未来」
新規参入「邪魔されると逆にうれしくなる」
将軍談義では紹介VTRの上映に続いて、谷口氏が登場。いきなりお札を使ったマジックを披露して観客をひきつけるなど、自身のエンターテイナーぶりも感じさせた。 イベントは、ホスト役である家康の問いに答える形で展開。大阪、東京を経て、新たな拠点を名古屋に据えた理由として「名古屋は日本第3の都市と言われながら、名古屋発信で全国区になる番組がなかなかなく、エンタメにおいてはまったく手が付いていないという印象があった」と、新たに作り上げられる可能性を感じたことを挙げた。 名古屋での新規参入では、よそもの扱いされ、なかなか協力を得られなかったことを明かしながらも「邪魔されると逆にうれしくなり、それなら!と自分で番組を作ってしまった」と、大胆な手法で開拓していったエピソードも披露。「結果しか誰も認めない」、「待っていたって来ない。自分で作って実績を作れば信用してもらえる」といった、従来の形式にとらわれず、実績を積み上げてきた谷口氏ならではの言葉で、当時の様子を振り返った。 立ちはだかる壁を超えるには?という家康の問いには「思いが強い者が勝つ」「気持ちでぶつかれるような子たちを育てたいと思って作ったのがボイメン」と回答。男性版宝塚をイメージして作られたグループで、「まだ成功とまではいかないが、形になってきた」と語った。 タレントの養成についても、「慣れてくるとうまくなったと感じることがあるが、これは勘違い。そう思わずに努力を続ける人が成功する」と、これまでに多くのタレントを育ててきた確かな目線を感じる言葉も聞かれた。 イベント中盤からは、サプライズゲストとして、ボイメンのメンバーも登場。メンバーの若菜太喜さんは「小さいころから有名人になりたかった。東京へ行かないと無理かと思ったが、ボイメンに出会い、名古屋でもできると思った」と、名古屋からの発信に可能性を見出したことを話してくれた。