遷座150年へ境内清める 高岡の射水神社(富山)ですす払い
富山県高岡市古城の射水神社は26日、1年間でたまった汚れをはらう煤拂(すすはらえ)祭を行った。遷座150年の節目となる2025年をすがすがしく迎えようと、神職と巫女(みこ)が境内を清めた。 炭谷淳宮司が祝詞を奏上し、巫女が神楽「末広の舞」を奉納した。その後、神職と巫女7人が長さ4、5メートルの忌竹(いみだけ)や50センチほどの忌笹(いみざさ)を使い、本殿や外拝殿、鳥居をきれいにした。 能登半島地震の発生から間もなく1年がたつことから、田中天美(たかみつ)権禰宜(ごんねぎ)は「新年を健やかに穏やかに迎えられるよう祈りを込めて行った」と話した。 煤拂祭は昭和初期ごろに途絶えたが、同神社で2014年に見つかった祭日表を基に同年から再開した。