過去から現代への物語 浪江を巡り謎解きゲーム、町内で冊子販売開始
浜通りのまちづくりに取り組む一般社団法人NoMAラボ(福島県南相馬市)は、浪江町のセブンーイレブン浪江権現堂店などで、町内を巡りながら謎解きが楽しめる冊子「時の波へ」の販売を始めた。観光資源の一つとして、浪江を訪れた人たちに謎解きゲームを通して町の歴史や文化に触れ、未来について考えてもらう。 ゲームは、主人公の少年が昔の浪江にタイムトラベルし、謎の少女「なみちゃん」と共に、浪江の人々の困り事を解決しながら、過去から現代に近づいていく物語となっている。購入者は町内に点在する屋外アートに隠された謎を解きながら、浪江の記憶や町民の思いに触れ、未来に向けて隠されたメッセージを読み解いていく。 これまではNoMAラボが主催するツアーなどで謎解きゲームは行われてきたが、町内を訪れた一般の人たちが楽しめるように冊子を作製した。 価格は1500円で推奨年齢は13歳以上。目安の所要時間は3時間程度。町内のセブンーイレブン浪江権現堂店、浜通り地域デザインセンターなみえ、コウド舎で取り扱っている。
福島民友新聞社