阪神の「陽キャ」才木浩人は「まだ全開じゃない」、同僚が明かすファン投票1位の素顔
それから2年。すっかり「陽キャ」がおなじみとなった右腕に、阪神ファン歴40年以上という大阪府寝屋川市の自営業の男性(52)も「ヒーローインタビューには必ず出てきてほしい」と期待。「リアクションが面白い。他の選手だと遠慮して言えないことも、才木投手はまったく嫌みがない」とくぎ付けだ。
■ロッカールームでも陽気
チームメートもグラウンド外での才木の明るいキャラクターを証言する。同じ兵庫県出身で同学年、普段から仲の良い村上頌樹(しょうき)は「ロッカールームでも、誰に対しても、あんな感じ。(お立ち台では)まだ、抑えてる方。全開じゃない。ふざけた感じで『ウェーイ』とかも言ってます」と話す。才木が先発登板予定だった6月23日のDeNA戦が降雨中止となった際には「試合できるって! 行こうぜ!」とナインに明るく話しかけていたという。
同期入団の浜地真澄は「あのヒーローインタビューはやろうと思っても、なかなかできない」と笑う一方、リハビリに励む姿を近くで見てきただけに「ずっと練習して努力している。自分に対してストイック。リスペクトはずっとある」とも口にした。
才木によると、ヒーローインタビューでの発言は「そのまま(言葉が口をついて)出てきた」そうだ。オールスターでもマウンドでの雄姿はもちろん、コメントに期待しているファンも多いに違いない。「その機会があれば? 直感で!」と右腕。さて、次はどんな発言が飛び出すだろうか。(嶋田知加子)